こんな図書館をつくります
新しい花巻図書館を、もっと使いやすく、親しみやすくするために。
2017年の「新花巻図書館整備基本構想」では、「施設」「蔵書資料」「運営」「サービス」
の4つの考え方から、新しい図書館づくりで大切にすることを示しました。
基本方針
基本方針とは、新しい図書館をつくるにあたり、
これまで話し合ったことや市民の
声を取り入れ、目指す方向性を示したものです。
新花巻図書館では、先人から受け継いだ
「学びの精神」を大切にし、まちや市民に
活力と未来をもたらす図書館を目指して
基本方針を定めています。
01
歴史と独自性
郷土の歴史と独自性を大切にし、豊かな市民文化を創造する図書館
花巻市は輝かしい功績を遺した数多くの先人を輩出しています。この先人達を顕彰し、次の時代を担う子ども達にその精神を継承し、郷土を愛する心を育むことができるよう、郷土資料や先人の資料の充実を図ります。
02
親しみやすく使いやすい
すべての市民が親しみやすく
使いやすい図書館
幼児、子ども、高齢者、障がい者、すべての市民が気軽に利用できるように、親しみやすく使いやすい施設とします。自然や周辺に調和した明るくゆったりしたスペースとし、読書はもちろんのこと、くつろぎの場でもあり、交流の場ともなる施設とします。
03
知の情報拠点
暮らしや仕事、地域の課題解決に役立つ知の情報拠点としての図書館
これからの図書館は市民の読書や生涯学習を支援するだけでなく、情報を得る場、生活、仕事、教育、産業など各分野の課題解決を図る図書館であることが求められているため、広い分野にわたる資料やレファレンス(検索・相談)機能の充実を図ります。
整備方針
施設
に関すること
子どもも、高齢の方も、障がいがある方も、だれもが不自由なく使える図書館を目指します。さまざまな人が集まる施設として、利用者ごとの目的に合わせた場づくりをし、いつでも安心して使えるように設備を整えます。
ユニバーサルデザイン(バリアフリーへの対応)
子どもや高齢の方、障がいがある方も、だれもが不自由なく使えるように、動きやすく安全なつくりの図書館にします。
十分なスペースを確保
資料はわかりやすく使いやすく置き、くつろいで読書や調べものができる十分なスペースをつくります。また、学習スペースや本に関する企画展示コーナーなども設けます。
先人や郷土資料のスペースを設置
先人たちの精神を次世代の子どもたちにつなぐために、先人資料と郷土資料を幅広く集め、紹介するコーナーを用意します。
子どもスペースを設置
子ども向けに、声が出せたり、楽しく読書や調べものができるスペースをつくります。
防災、防犯対策、環境へ配慮
防災・防犯の備えのある施設設備とするほか、花巻市環境基本計画に基づき、照明や冷暖房など自然にやさしいエネルギーの使い方をします。
必要な駐車スペースを確保
利用者の多くが自動車で訪れることから、車いすの方や障がいのある方も含めて、安心して使える十分な駐車スペースを用意します。
施設の併設等の検討
市民がくつろぎ交流できる場所になるように、飲食スペースなどの施設を加えることも考えます。
蔵書資料
に関すること
利用者の知りたいことに応えられるように、幅広い種類・形の資料を集めます。
広い分野の収集
市民の知りたいことに応えられるように、身近な話題から専門的な資料や地域の資料まで、広い分野の資料を集めます。
先人や郷土資料を充実
先人や郷土、行政についてなど、花巻市に関わるさまざまな資料を取りまとめて保存します。
視聴覚資料や電子資料の活用
DVDなどの映像・音声資料に加えて、デジタルデータやインターネットを活用した電子サービスも使える図書館を目指します。
運営
に関すること
利用者の要望を取り入れ、多くの方にとって使いやすい運営の仕方を目指します。
利用しやすい開館時間
市民それぞれの幅広い生活の仕方を踏まえて、より多くの方が使いやすい開館時間や休館日を考えます。
利用者の視点
市民の求める図書館をかたちにするために、意見を聞く場や話し合いの場をつくり、利用者のことを考えた運営をします。
図書館ボランティアとの協働
市民の意見を取り入れながら充実したサービスを提供するために、図書館ボランティアと力を合わせます。
職員体制の充実
司書資格を持つ職員の置き方を工夫するほか、研修などを行い職員を育てることで、さまざまな利用者をサポートできる職員体制をつくります。
サービス
に関すること
利用者がより多くの情報に触れられるように、さまざまなサービスを提供します。
レファレンスサービス(相談・支援)の充実
利用者の調べものを手助けするために、ふさわしい資料や情報を提供できるような相談サービスを行います。
中央図書館としての機能
新花巻図書館は、市内の図書館をまとめる中央図書館のはたらきを備え、学校図書館や全国の図書館、市内の博物館や美術館とも力を合わせます。
情報発信を強化
より多くの人に図書館を使ってもらうために、若者や働いている人向けの図書企画や、幅広い情報発信に取り組みます。
新たなシステムヘの対応
インターネットを使った資料探しや予約、デジタル資料やデータベースの閲覧など、新しい図書情報システムに対応できるようにします。