花巻市 新花巻図書館 新花巻図書館

新花巻図書館

みんなではなそう みらいの図書館

さまざまな市民の意見を取り入れるために開いたワークショップです。

みんなが使いたくなる図書館に近づく、貴重な声をたくさん聞くことができました。

ワークショップ

ホームワークショップ第 3 回「話そうみんなで夢のとしょかん」
一般編

第 3 回「話そうみんなで夢のとしょかん」

● 日時2020年9月27日(日) 9:00~12:05
● 場所花巻市交流会館 交流スペース
● テーマ話そうみんなで夢のとしょかん
● 参加者31 名
● アドバイザー富士大学教授 早川 光彦 氏

グループワークその1 アイディアの分類

今回から、としょかんワークショップ20代編・高校生編に参加されていたメンバーや、新しく参加される方々も新たに迎え、新花巻図書館の重点を導き出すワークを行いました。
前半のグループワークでは、はじめに班のメンバー同士で自己紹介を行った後、これまでのワークショップ(20代編・高校生編を含む)で出された意見から特に大切にしたいアイディアを選びました。またこれまで出されたもののほかに、新しいアイディアもどんどん追加されました。その後、班のメンバーがどんなアイディアを選んだのか共有しながら、大きな 3つのカテゴリ「本・資料・情報」「運営・サービス」「建物・環境・施設・家具」に分類していきました。

ワンポイントアドバイス

・非常にいい雰囲気でたくさん意見が出ていて理想的な形で進んでいると思います。
・ミヒャエル・エンデの『はてしない物語』で、大人が夢を語らなくなってから物語の世界に闇が広がったという描写があります。今日のワークショップを見ていてそのエピソードが思い出されました。お薦めなのでぜひ読んでみてく
ださい。
・「図書館は民主主義の学校」と言われますが、今やっていることが正にそのもので、この様子はぜひいろんな方に見てもらいたいと思います。

グループワークその2 重点を導く

後半のワークでは、新しい図書館の重点を導き出す話し合いを行いました。まずは前半で分類したアイディアの中から、重点を一人ひとり考えました。次に個々に考えた内容を班ごとに共有し話し合うことで、それぞれが考えた重点を組み合わせたり発展させたりして、理想の図書館を実現するために必要となるのはどんなことか班全体で考えました。最終的に模造紙にカテゴリごとの重点を書き出し、全体で発表を行いました。

講評

最後にアドバイザーの早川氏より全体の講評をいただきました。

・今日、印象に残った言葉がいくつもありました。「未来に出会える場所」「いろいろなチャレンジができる場」そして「行動に移せる場」など。図書館は可能性を提供する機関と言われますが、今回のワークショップでそういう部分がかなり出てきています。
・南相馬で酸素ボンベが欠かせない障がいを持った女の子との出会いがありました。その子は図書館が本当に大好きで、何か図書館でできる作業がないかと相談に来ました。その子は言葉を話せませんが、聞いて理解することはできるので返却された CD・DVD の清掃などをやってもらっていました。残念ながらその子は亡くなりましたが、今でもその子の笑顔ばかり覚えています。間違いなくその子にとって図書館は居場所の一つであったのだと思います。花巻図書館も全ての人の居場所の一つとして選ばれる場所に必ずなるだろうと感じました。

参加者のアンケートから

・自分の考えや意見だけでなく、グループメンバーの考えや意見を聞くことができ、全員の意見をまとめることができたのがよかったです。全員が図書館について真剣に考えているのが良いと思いました。
・テーマごとの分類作業で、前回の意見を深く考えることが出来ました。グループ内に高校生も加わり、新鮮でした。
・それぞれゆずれないものが違っていて難しかったけど、それが面白さだと感じました。「こんな図書館にしたい!」という夢がたくさん語れてわくわくしました。
・どのグループでもよく考えられていると感じたし、ニッチな意見も大切にこれらの意見をぜひくみ取って、新花巻図書館の設立へ役立てて欲しいです

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